QRコードが読めないゲストへの配慮|親世代・祖父母世代がいる結婚式で
写真共有サービスの案内は、ほぼすべてがQRコードです。「QRを読むだけ」と書かれていますが、その「だけ」でつまずく人が、結婚式には必ずいます。
親族席には親世代・祖父母世代が座っています。QRという言葉自体を知らない方もいますし、知っていても自分のスマホでどう読むのか分からない、ということは珍しくありません。
この記事は、そのための準備をまとめたものです。
実際に起きる詰まりどころ
1. カメラを向けても反応しない
いまのiPhoneとAndroidは、標準のカメラアプリでQRを読み取れます。ただしAndroidの一部機種や古いOSでは、設定でQR読み取りがオフになっていることがあります。この場合、カメラを向けても何も起きません。
本人は「壊れている」「自分のやり方が悪い」と思ってしまい、そこで諦めます。
2. 通知バーに出たリンクに気づかない
読み取り自体は成功していても、画面上部に小さく出るリンクの表示に気づかず、そのまま閉じてしまうケースです。これは世代を問わず起きます。
3. カメラを近づけすぎている
QRは近づけるほど読みやすいと思われがちですが、実際はピントが合う距離まで離す必要があります。10〜20cmほど離すと読めることが多いです。
4. 老眼で、手元のQRにピントが合わない
スマホの画面が見えにくい状態では、読み取れたかどうかの確認自体が難しくなります。文字が小さい案内は、そもそも読まれません。
補い方1: 短いURLを併記する
もっとも効く対策です。QRの下に、手で打てる短さのURLを大きめの文字で書いておきます。
- できるだけ短く(英数字が長いと打ち間違えます)
- 大文字小文字が混ざらないように
- 紛らわしい文字(0とO、1とl)が並ばないように
QRが読めなくても、URLを打てば参加できます。この一手間で救える人はかなり多いです。
補い方2: 文字を大きくする
席次表に小さく印刷された案内は、老眼のある方には読めません。案内部分だけでも文字を大きくしてください。デザイン上の見た目より、読めることを優先する価値があります。
QRコード自体も、小さすぎると読み取りにくくなります。2.5cm四方以上を目安にしてください。
補い方3: 代わりに送れる人を決めておく
いちばん現実的な解決策です。「うまくいかない方は、お近くの若い方にお願いしてください」と案内に一行入れておくか、受付や会場スタッフに頼んでおきます。
親族席なら、いとこや甥・姪の世代が同席していることが多いはずです。事前に「おばあちゃんの写真、送ってあげて」と頼んでおくだけで解決します。
補い方4: 「送れなくても大丈夫」と伝えておく
見落とされがちですが、これも配慮です。全員が参加する前提で案内すると、できなかった人が取り残された気持ちになります。
「うまくいかなくても大丈夫です」の一言を添えておくだけで、当日の気まずさを減らせます。写真共有は演出であって、義務ではありません。
司会者からのアナウンス文例
お手元の席次表に、写真をお送りいただくためのQRコードがございます。
カメラを向けて、少し離していただくと読み取れます。
うまくいかない場合は、下に記載のアドレスを直接入力していただくか、
お近くのスタッフまでお声がけください。もちろん、ご参加は自由です。
「少し離す」を入れているのは、実際にこれで解決することが多いためです。
photoba の場合
photoba はアプリのインストールも会員登録も不要で、QRを読んでブラウザが開けばそのまま参加できます。手順が少ないぶん、つまずく箇所も少なくなっています。
ただしQRが読めない問題そのものは、どのサービスを使っても発生します。発行される参加用URLは短い形式なので、席次表にはQRと一緒にURLも印刷しておくことをおすすめします。
ゲストへの案内文は文例テンプレート集にまとめています。
photoba について
photoba は、ゲストの写真をQRコードだけで集めて、その場で会場のスクリーンに表示する無料のサービスです。登録もアプリも不要です。
写真は500枚まで、画質は長辺1600pxに縮小され、式の7日後に自動削除されます。高画質で長く残したい用途には向かないので、その場合は他の手段と併用してください。