交流会・懇親会の写真を集める方法|幹事だけが写真を持っていない問題

公開日: 2026年9月4日
一般的な企業イベントの運営実務と、各サービスの公開情報をもとに整理しました。photoba の仕様は2026年8月時点のものです。
スーツ姿でグラスを持ち会場を見ている男性

交流会や懇親会が終わったあと、幹事の手元に写真が何枚残っているでしょうか。

参加者はそれぞれ撮っています。名刺交換の様子、登壇者、乾杯の瞬間。それらはそれぞれのスマホの中で止まります。進行を担当していた幹事は撮る側にまわっているので、自分が写った写真は1枚もありません。

この記事は、その状態を幹事の手間を増やさずに解消するための整理です。

「あとで送ります」は、たいてい来ない

終わったあとに集めようとすると、次の3つが同時に起きます。

1. 催促する相手が多すぎる

20人の交流会なら20人に声をかけることになります。社外の方が混ざっていれば、催促そのものが気を使う行為になります。

2. 送る側にとって手間が大きい

「あとで送ります」と言った人に悪気はありません。ただ、帰宅後にスマホから写真を選び、圧縮して、宛先を確認して送る——この一連は、思い出したときにやるには重い作業です。

3. 場が解散すると熱が冷める

その場では盛り上がっていても、翌日には優先順位が下がります。1週間経つと、そもそも約束したこと自体を忘れます。

集めるなら、その場でやるしかありません。

方法ごとの向き不向き

企業のイベントで使われる主な方法を、幹事の手間と参加者の負担で並べます。

方法幹事の手間参加者の負担社外の方がいる場合
社内チャット(Teams / Slack など)低い低い使えない(ゲストアカウントが要る)
LINEグループ招待の作業LINEを使っていれば低い連絡先の交換が前提になる
Googleフォトの共有アルバムリンク作成Googleアカウントがあると楽使える
クラウドストレージフォルダ作成・権限設定ログインが必要社外からアクセスできるか要確認
写真共有サービスQRを配るだけQRを読むだけ使える

Googleフォトの共有アルバムは1アルバムあたり最大20,000件(写真と動画の合計)です。枚数が問題になることはまずありません。

出典: Google Photos Community(2026年8月閲覧)

社内だけのイベントなら、既にあるチャットツールが最短です。新しい仕組みを持ち込む必要はありません。

判断が変わるのは、社外の方が参加する場合です。取引先や他社の参加者を社内チャットには入れられません。ここで「じゃあLINEグループを」となると、連絡先の交換から始まってしまいます。

会社支給の端末では、アプリを入れられない

見落とされがちな制約です。企業が配布している端末では、管理者の許可なくアプリをインストールできない設定になっていることがあります。

参加者に「このアプリを入れてください」と案内する方法を選ぶと、その人たちは最初から参加できません。当日その場で気づいても、対処のしようがありません。

選ぶならブラウザだけで完結する方法です。QRを読むとブラウザが開く、それだけで済むものを選んでおくと、端末の制約に左右されません。

同じ理由で、会員登録を求める方法も避けたほうが無難です。社用のメールアドレスを外部サービスに登録することを、情報システム部門が禁じている会社があります。

その場で大きく映すと、投稿が増える

写真を集める仕組みを用意しても、参加者が送らなければ何も集まりません。もっとも効くのは送った写真がその場で大きく映ることです。

自分の撮った写真がスクリーンに出ると、周りが反応します。それを見た人が次に送ります。「あとで送ってください」と頼むより確実で、しかも会場の空気が変わります。

必要なもの

専用の機材やソフトは不要です。発行されたURLをブラウザで開くだけのサービスがあります。

事前に確認しておくこと

映せない会場でも、アルバムのURLを配るだけの使い方で成立します。写真は同じように集まります。

社外の方がいる場での配慮

取引先や他社の方が混ざる交流会では、社内イベントより一段慎重にしたほうがよい点があります。

例:「本日のお写真はスクリーンにご紹介します。参加は自由です。写真は1週間で自動的に削除されます。SNSへの投稿はご遠慮ください。写り込みを控えたい方は受付までお声がけください。」

集めた写真を社内報や採用サイトに使うとき

交流会の写真を「せっかくだから社内報に」と考えることがあります。ここには法的な注意があります。

写真の権利は撮影者にあり、写っている人には肖像権があります。幹事が集めた写真であっても、幹事の判断で自由に公開できるわけではありません。

とくに社外の方が写っている場合、その方の所属先の広報ルールにも関わります。撮影者と被写体それぞれの同意を得てから使ってください。

詳しくは社内報や採用サイトに社員の写真を使うときの同意にまとめました。

photoba の場合

photoba は、この記事で書いた条件に合わせた無料のサービスです。

情報の扱い

無料ベータ版です。会場の通信環境によっては正常に表示できない可能性があるため、本番前に一度お試しください。

詳しい使い方は交流会・社内イベントのページにまとめています。