結婚式の写真はいくらかかる?スナップ14.7万円・ゲストの写真は550円〜

公開日: 2026年7月27日
金額は各調査の公表値と、各社が公開している情報を筆者が調べたものです。調査対象や方法は出典先をご確認ください。実測の節は当サイト(写真共有サービス photoba)の数字で、母数が小さい点を明記しています。
淡い色の花が飾られた披露宴のテーブル

結論から書くと、プロのスナップ撮影は平均14.7万円、ビデオ撮影は16.0万円です。一方でゲストが撮った写真を集めるサービスは、無料〜3,500円程度と桁がふたつ違います。

公的な調査データで相場を押さえたうえで、最後に「お金をかけても写真が集まらないことがある」という、運営側でしか取れない実測も載せます。費用を決める前に知っておいたほうがよい部分です。

プロのスナップ撮影は、いくらかかりますか?

平均14.7万円です。ビデオ撮影を足すと、写真・映像だけで30万円前後になります。

項目平均費用
当日のスナップ撮影14.7万円
ビデオ撮影16.0万円
映像を使った余興・演出3.0万円

削りにくい費目とされることが多い一方、金額としては小さくありません。

出典: リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日発表)詳細報告書より

結婚式全体のうち、写真にかける割合はどのくらいですか?

おおよそ1割です。費用総額の平均が298.6万円で、そのうち写真・映像が約30万円という計算になります。

項目数値
費用総額の平均298.6万円
最多価格帯300〜350万円(18.6%)
招待客の平均人数57.2人
ウエディングイベント実施率73.5%

過去の調査と単純比較はできません。この調査は2025年度から「ゼクシィ結婚トレンド調査」と「結婚総合意識調査」を統合再編したもので、調査対象がゼクシィ会員から全国20〜49歳男女へ拡大されています。報告書に「過去比較はいたしません」と明記されているため、以前の数値と並べて「増えた・減った」とは言えません。

参考までに、日本の年間の婚姻件数は489,119組です(2025年、厚生労働省 人口動態統計)。

出典: リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」(2026年1月22日発表)詳細報告書より/調査対象は全国20〜49歳男女、既婚編n=821

ゲストが撮った写真を集めるには、いくらかかりますか?

無料〜3,500円程度です。プロの撮影とは桁がふたつ違います。

種類価格帯できること
写真共有サービス無料〜3,500円ほど式後に写真を集める。オリジナル画質が主流
リアルタイム表示サービス無料〜12万円その場で会場のスクリーンに映す
プロのスナップ撮影平均14.7万円プロの視点・高画質

なぜ価格帯の幅がこんなに広いのですか?

無料プランがある会社と、料金を公開していない会社があるためです。14社を調べたところ、有料プランの最安は550円(HAREShare)で、無料で使えるものが4社ありました。いっぽうで3社は料金を公開しておらず、問い合わせないと分かりません。

各社の保存期間や画質を含めた一覧は写真共有サービス14社の比較に、スクリーン表示に絞った比較はリアルタイム表示サービス14社の比較にあります。

プロとゲストの写真は競合しません。プロは「きれいに残す」、ゲストの写真は「その場の空気と、プロが見ていない時間」を担います。写真共有サービスは数百円〜数千円なので、プロの撮影に追加しても総額への影響はほとんどありません。

お金をかければ、写真は集まりますか?

集まりません。ここが費用の話でいちばん抜けやすい部分です。写真共有サービスを運営していて分かったのは、結果を分けるのは料金ではなく配り方だったということでした。

実際、どのくらいの差が出ますか?

当サイトの実測では、集まるか、ほとんど集まらないかの二極になります。17イベント・659枚を調べた時点で、上位4件が全体の87%を占め、17件のうち10件は6枚以下でした。平均は約39枚ですが、中央値は4枚です。平均値で計画を立てると外します。

枚数が多かったイベントには共通点があって、主催者が事前に動作確認をして、当日の配り方を決めていました。逆に、準備が完璧でもQRが行き渡らなければ1枚も集まりません。詳しい内訳はイベントで写真は何枚集まるのかに載せています。

参加者1人あたり、何枚くらい送られますか?

約2枚です。参加ページを開いた人数と投稿枚数の比から出した数字で、母数が5倍以上になってもほぼ動きませんでした。

つまり枚数は参加者の頭数でほぼ決まります。「1人が大量に送ってくれる」ことは期待できないので、QRを受付に1か所だけ置くより、テーブルごとに配ったほうが効きます。印刷サイズの目安はQRコードの印刷サイズと置き場所にまとめました。

この実測は母数が小さく、業界の平均値ではありません。無料のベータ版の利用実態なので、有料サービスとは条件が違う可能性もあります。それでも出しているのは、この種のデータが他にどこにも無いからです。

どんなイベントで使われていますか?

結婚式は3分の1で、残りは別の用途です。当サイトの作成時アンケート56件の内訳です。

用途件数割合
結婚式1832%
その他1629%
会社イベント1018%
同窓会611%
二次会・パーティー47%
スポーツ・団体24%

「その他」が2番目に多く、29%を占めています。自由記述を見ると、偲ぶ会・お祭り・イベント全般でした。用意していた6分類が、実際の使われ方を取りこぼしていたことになります。

結婚式向けに作られたサービスでも、使う側は別の場面で使います。料金プランが「1挙式あたり」になっている会社が多いので、結婚式以外で使う場合は、そのまま当てはまるかを確認してください。

ゲスト参加型の演出は、増えていますか?

増えています。とくに「列席者も参加できるように」を心がけた人の伸びが、全項目中で最大でした。

項目数値
生い立ち紹介などの映像演出を実施72.0%
テーブルごとに写真撮影64.6%
招待客みんなが参加できる演出を実施30.9%(3年連続増)
演出を決める際に「列席者も参加できるように」を心がけた40.5%(2018年比 +9.6pt)

「招待客みんなが参加できる演出」の実施率も3年連続で増加し、コロナ禍前を超えて過去7年で最高となっています。ゲストの写真を集める仕組みは、この流れの中にあると言えそうです。

出典: ゼクシィ結婚トレンド調査2024(2024年10月25日発表)P.16-17

よく見かける数字には、出典がないものもあります。この分野の記事では「ゲスト1人あたり平均30〜50枚撮影する」「仕組みがなければ回収率は10〜20%」といった数字がよく登場しますが、調査名や調査機関に到達できませんでした。複数のサービス事業者のブログに同じ数値が出てきますが、互いに引用し合っている状態です。参考として、米国のサービスが自社の15,000件超のデータをもとに「ゲスト1人あたり平均6.7枚」と公表しており、5〜7倍の開きがあります。

まとめ

photoba について

この記事の実測は、私たちが運営しているphotobaの数字です。ゲストの写真をQRコードだけで集めて、その場で会場のスクリーンに表示する無料のサービスです。

写真は長辺1600pxに縮小され、式の7日後に自動削除されます。高画質で長く残したい用途には向きません。その場合はプロの撮影や他社との併用をおすすめします。他社との違いは写真共有サービス14社の比較にまとめています。

photoba は個人で開発・運営していて、無料で公開しています。この記事が役に立ったら、開発を応援することもできます(任意・返礼はありません)。