当日の写真でスライドショーを流したい|撮って出しエンディングの費用と、自分でやる方法

公開日: 2026年9月22日
費用の相場は各社が公開している解説をもとにまとめました。音楽の権利については JASRAC と ISUM の公式情報を参照しています。photoba の仕様は2026年9月時点のものです。
披露宴会場の大きなスクリーン

披露宴の最後に、その日の写真が流れる。ゲストが席を立つ前に、いま起きたばかりのことがスクリーンに映る。あれをやりたい、という相談は多いようです。

プロに頼めば「撮って出しエンディング」として用意してもらえます。ただ費用はそれなりにかかります。一方で、自分たちでやる方法もあります。

この記事は、費用の相場と、自分でやる場合につまずく場所を整理したものです。とくに音楽の扱いは、知らずに進めると当日になって困ります。

撮って出しエンディングは、いくらかかるか

当日の様子を撮影して、その場で編集し、披露宴の最後に上映する。これが「撮って出しエンディング」です。

相場はおよそ15万円とされています。当日中に編集まで終える必要があるため、人手がかかるぶん高くなります。

参考: 結婚式のエンドロールムービーの相場はどれくらい?|むびるプラス(2026年9月閲覧)

式場を通して頼むと、中間マージンが乗るぶんさらに上がります。外部の業者に直接頼めば下がりますが、その場合は会場への持ち込み料が別にかかることがあります。

撮って出しには、もう一つ性質上の弱点があります。撮ってほしかった場面が撮れているとは限らないことです。カメラマンは1人か2人で、同時に起きていることのすべては撮れません。

参考: エンドロールムービーは当日の撮って出しより写真で製作する方がオススメ!|PIARY(2026年9月閲覧)

「写真で作る」なら、費用は大きく下がる

動画ではなく写真を並べる形にすると、費用は一段下がります。

参考: 【結婚式で流すムービー】業者に外注?手作り?種類と費用相場を解説|みんなのウェディング、【実例】“1万円以下”のエンディングムービー、作り方&内容は?|ゼクシィ(いずれも2026年9月閲覧)

ただし当日の写真で作ろうとすると、話が変わります。前日までに素材が揃う「プロフィールムービー」と違い、当日の写真は当日にしか手に入りません。式の最中に集めて、その場で並べる必要があります。

いちばんの分かれ目は、音楽の扱い

ここを知らずに進めると、当日か直前に止まります。「会場で流す」と「動画に入れる」は、まったく別の手続きです。

何にあたるか手続き
会場でBGMとして流す演奏権多くの式場がJASRACと包括契約済み。新郎新婦の手続きは不要なことが多い
ムービーに音楽を入れる複製権別途ISUMなどの手続きが必要

プロフィールムービーやエンドロールに市販の曲を使うと、写真・映像・音楽を1本の動画に複製することになります。会場が包括契約を結んでいても、これは別の権利なので、あらためて手続きが要ります。

参考: ブライダルシーンでの音楽利用|JASRAC、よくある質問|ISUM(一般社団法人 音楽特定利用促進機構)(いずれも2026年9月閲覧)

逆に言えば、スライドショーを「動画ファイルにせず、その場で流すだけ」にすれば、複製は起きません。音は会場の音響から流し、画面には写真だけを出す。この形なら、手続きは会場のBGMと同じ扱いで済みます。

当日の写真で流す3つの方法

方法費用の目安当日の手間難点
撮って出しエンディング(プロ)約15万円なし費用。撮れる範囲はカメラマン次第
自分でその場で編集無料〜大きい披露宴中に編集する人が要る
集めた写真を自動で流す無料〜小さい編集はできない。並べて流すだけ

3つ目は、ゲストが撮った写真をその場で集めて、順番に映す形です。編集はしませんが、編集する人を当日に確保しなくて済みます。

「並べるだけで成立するのか」は、集まる枚数によります。

ゲストのスマホの中にある写真は、プロには撮れない

photoba で実際に使われたイベントのデータです。

枚数そのものより、視点の数が違います。カメラマンは正面から撮ります。ゲストは自分の席から撮ります。同じ乾杯でも、写っている顔が違います。

プロの撮って出しの代わりにはなりません。構成も編集もないからです。ただ、プロには撮れない角度の写真が数十枚〜百枚単位で集まるのは、別の価値だと思います。並べて使うのが現実的です。

その場で流すなら、先に決めておくこと

尺を曲に合わせる

スライドショーは、流す曲の長さに合わせるのが基本です。4分30秒の曲に100枚なら1枚2.7秒、200枚なら1.35秒。1枚1.2秒を切ると目が追えません。枚数が多いときは、間引く前提で考えておきます。

最後の1枚を決めておく

自動で流すと、最後に出るのは「たまたま最後に届いた写真」です。締めに使いたい1枚があるなら、先に決めて固定しておきます。

上映まで見せるかどうか

投稿されたそばからスクリーンに映す運用だと、最後の上映が「もう見た写真の再放送」になります。当日は隠しておいて、最後にまとめて出すほうが、場面としては強くなります。

隠す場合、会場のスクリーンには参加用のQRコードだけを出しておくと、受付や歓談中の案内としてそのまま機能します。

photoba の場合

photoba は、集まった写真をそのまま会場のスクリーンで流せる無料のサービスです。

できないこと

会場のパソコンでスクリーン用URLを開き、全画面にして置いておくだけです。専用の機材やアプリは要りません。

photoba は個人で開発・運営していて、無料で公開しています。この記事が役に立ったら、開発を応援することもできます(任意・返礼はありません)。